おいしい珈琲を淹れるコツ ここでは、インスタントコーヒーではなく、ドリップコーヒーをよりおいしく淹れる方法についてご紹介します。 まず、お店で珈琲豆を買うとき、「粗挽き」で挽いてもらいます。 「ペーパーフィルター用で」などと言ってしまうと、たいていは中挽きにされてしまうので、「粗挽き」という指定をして挽いてもらってください。 普通は、粗挽きされた珈琲豆は、コーヒーの粉とお湯との接触時間が長い抽出に用いられます。 具体的には、パーコレーター(写真)などで直接煮出して抽出する方法が最適とされていますが、生豆屋のおススメする方法は、それをあえて、ペーパーフィルターを使ってドリップします。 そうすることで、必要以上にお湯が豆の中に滞留することなく、余計な雑味を含まないクリアな珈琲が生まれます。 手順としては、まず、沸騰した湯を少し落ち着かせてから、粉全体にゆきわたるように、少しずつゆっくりと注ぎ、蒸らします。 粉が膨張したら、泡が消えないうちに、1回または数回に分けて湯を注ぎます。 粉が粗い為、ドリッパー内でお湯が澱まず「サット」抜けます。 ただし、粗挽きである分、どうしても抽出が不足しがちなので、粉の量を一般的に使われる量の1.5倍(一般に10g使用)の15gを使います。(珈琲カップ一杯量は150ccを想定しています) こうすることで、早く抜けてもコーヒーエキスは薄くなりません。 其の為に、やや多目の15gの粉を使います。 コーヒーの銘柄が変わっても同じ条件で淹れます。 市販のコーヒーメーカーを使用される場合も、粗挽きの豆を1.5倍の量で淹れることで、ご家庭でも、美味しいコーヒーが淹れられますヨ。 少し贅沢に珈琲の粉の量を多く使いますが、それぞれの珈琲の美味しさがよくわかり、今までとは格別の味わいを実感できると思います。 ぜひ一度お試しください。 |